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第2話-① 慣れない感情

ผู้เขียน: 青芭伊鶴
last update วันที่เผยแพร่: 2026-06-22 17:56:22

 付き合って三日目。

 不安が一気に押し寄せてきた。私なんかでいいのかと頭の中が支配されてしまって、どうしようもない。

 伊都、伊都、伊都。と、頭の中が好きな人のことばかりになっていた。

 声聞きたいという口実で、自分の寂しさを他人で埋めようとしていたのかもしれない。

 今思えば、ここから全てが始まっていたのかもしれない。

「ごめんね、時間を作らせちゃって」

『うん、いいよ。俺もちょうど声聞きたいなって思ってたから』

「よかった」

 こんな些細な会話。私たちの会話は小さなもので終わってしまう。

 会話を広げる努力すらしてこなかったから、どうすればいいかわからなくて。伊都が本当に私なんかを好きでいてくれているのかも分からない。

 こうなってくると、とてつもなく面倒になってくる。自分でも自覚ありだ。

「今日は何してたの?」

『今日? うーん、仕事して家帰ってきたばかりだから、ご飯食べてたとこだよ』

「ご飯……食べてたんだね。なんか、タイミング悪かった?」

『ううん、全然。大丈夫』

 伊都は優しいから、私を否定する言葉を言わない。気を使っているだけかもしれないけれど、私にとっては嬉しかった。なのに、実際のところは言葉に詰まりがちだった。

 伊都から『言いたいことがあるなら、これからも言ってね』って伝えてくれて、私も同じようなことを返そうとしたけど、ただのオーム返しになるんじゃないかと思ってやめた。こういうの、結構よくあるんだよね。

 悶々と考えていたら、伊都から声をかけてくれた。

『俺との会話、つまらない?』

「え?」

『いや、理桜ってよく黙るから……。俺の話、つまらないのかなぁって』

「そんなことないよ! 楽しいよ!」

『本当かな』

 疑いの言葉を投げられて、思わず息苦しさを感じた。喉の奥が閉まる感じ。気持ち悪くて仕方がない。

 三日目でこんな感じだと、これからどんな感じになっていくんだろう。私自身が我慢すればいい話なのに、何もできない人間で申し訳ない。

 伊都から告白を受けてからというもの、私の心臓は暴れてばかりだ。

「本当だって」

『理桜は我慢しすぎてると思うから、だから、我慢してほしくなくて』

「ごめん」

『謝らないで。俺のほうこそ、なんかごめんね』

 こうなってくると悪循環だ。ごめんねの連続が続いてしまう。

 友人関係でも覚えのある会話だったから、私のほうから通話を切る提案をすることにした。

「今日はもう寝よっか」

『そうだね』

「ごめんね、変な話になっちゃって」

『別に気にしてないよ。大丈夫、また俺の声を聴きたくなったら連絡して』

「うん、そうする。ありがとう」

『どういたしまして。じゃ、おやすみ』

「うん、おやすみなさい」

 二人でまた約束を交わして、今日は通話を切った。

 布団に入った私は、急に涙が止まらなくなった。だけど、必死に抑え込むことにしたのは、伊都への懺悔。

 これ以上、甘えていられない。遠距離だからって、寂しいからって、我儘ばかり言ってたら嫌われてしまう。

 そう思ったから、次の日から少しずつ自分の行動を変える努力をすることにした。全部──自己責任で。

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